耐火被覆の検討
大阪港夢咲トンネルはフルサンドイッチ構造であるため、コンクリートは完全に密閉された構造となります。そのため、車両火災等により内部コンクリートの温度が上昇すると、コンクリート内の水分が水蒸気化し、鋼板に大きな圧力や変形を加えることが懸念されます。しかし、耐火に関する知見はほとんど得られていません。そのため、当事務所ではトンネルの加熱時の変形特性を検証し、耐火設計の指標を確立するために耐火実験を行なっています。
フルサンドイッチ構造の沈埋函の隔室上床版をモデル化した供試体を作成し、加熱炉を用いた燃焼実験を行っています。