防災・減災

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    切迫する大規模地震・津波

    過去の南海トラフ巨大地震
    出典:内閣府HPをもとに近畿地方整備局作成

    南海トラフ沿いの地域については、これまで100~150年の周期で大規模な地震が発生しており、大きな被害を生じさせてきました。

    近畿地方は、関東地方に次ぐ生活・経済圏を抱え、交通の大動脈を抱える近畿地方が甚大な被害を受け、その機能が低下した場合には国家的危機を招くことが想定されます。

    国土交通省:国土交通省南海トラフ巨大地震対策計画近畿地方地域対策計画(案)第1版、2014.4より引用

    南海トラフ巨大地震の被害想定

    震度分布図(陸側ケース)
    震度分布図(陸側ケース)震度の最大値の分布図
    (強震波形4ケースと経験的手法の震度の最大値の分布)
    内閣府:南海トラフ巨大地震対策について(最終報告),2013.5より
    液状化可能性(陸側ケース)
    液状化可能性(陸側ケース)
    内閣府:南海トラフの巨大地震モデル検討会(第二次報告),2012.8より
    液状化可能性(陸側ケース)
    沈下量(陸側ケース)
    内閣府:南海トラフの巨大地震モデル検討会(第二次報告),
    2012.8より
    液状化可能性(陸側ケース)
    津波高分布図(満潮時)
    ケース③「紀伊半島沖~四国沖」に「大すべり域+超大すべり域」を設定
    内閣府:南海トラフ巨大地震対策について(最終報告),2013.5より

    南海トラフ巨大地震が発生した場合、震度6弱から震度7の強い揺れが広範囲で発生します。強い揺れに伴い、沿岸部や河川沿いを中心に液状化が発生するとともに、地殻変動による広域的な地盤沈下も発生します。

    紀伊半島沿岸部等では、地震発生の数分後には10mを越える津波が襲来し、場所によっては20mを越える巨大な津波が襲来します。津波は、大阪平野に広がる都市部にも到着します。

    国土交通省:国土交通省南海トラフ巨大地震対策計画近畿地方地域対策計画(案)第1版、2014.4より引用

    神戸港湾空港技術調査事務所では、南海トラフ巨大地震などに対する耐震性・耐津波性の確保のための検討や設計を実施しています。

    粘り強い構造の検討・海岸保全施設の設計 沿岸構造部のチャート式耐震診断システムの開発・改良 津波防護施設(護岸・水門の設計)