大規模災害に備えた「みなと」の減災対策
今世紀前半に発生するとも言われる東南海・南海地震の切迫性が増す中、過去に阪神・淡路大震災より甚大な被害を被った近畿圏内では、地震による津波の危険性とその対処の必要性が認識されています。大規模かつ広域的な災害が発生した場合、被害を最小限におさえ、人々の安全を確保するために港の役割は非常に大きいと言えます。

東南海・南海地震の切迫性
今後30年間の間に非常に高い確率で発生が予想される地震としては、東南海地震および南海地震があります。2002年7月には「東南海・南海地震に係わる地震防災対策の推進に関する特別措置法」が制定されています。
