「みなとの工事は,どういうことをやっているのかよく分からない」「興味はあるけど見に行けない」そんな「みなとの工事現場」を動画でご紹介いたします
大阪湾岸道路西伸部の海上長大橋の技術検討の一環として、国内最大規模の杭の鉛直載荷試験を3月25日より、実施しています。
杭の鉛直載荷試験は、基礎形式として選定されている鋼管矢板基礎について、設計・施工に必要な地盤の強さの正確なデータを取得するために行います。
本動画では、6月17日に実施しました急速載荷試験を紹介致します。
大阪湾岸道路西伸部の海上長大橋の技術検討の一環として、国内最大規模の杭の鉛直載荷試験を3月25日より、実施しています。
杭の鉛直載荷試験は、基礎形式として選定されている鋼管矢板基礎について、設計・施工に必要な地盤の強さの正確なデータを取得するために行います。
本動画では、5月28日に実施致しました静的載荷試験において、試験設備をドローン映像にて紹介致します。
和歌山下津港海南地区は、過去の昭和南海地震・津波などで甚大な被害を受けています。逼迫する南海トラフ巨大地震・津波では、行政・防災中枢機能や主要交通施設に加えて、高付加価値製品の製造企業が集積していることから極めて甚大な被害の発生が危惧されています。
そのため、護岸、津波防波堤、水門の設置を組み合わせた施設整備を実施し津波浸水被害の軽減を図る津波対策事業を進めています。
この工事ではその津波防波堤の上部工※1 や消波ブロック※2 の据付、灯台の設置や撤去を行い津波対策の整備している様子が伺えます。
※1 上部工:防波堤などの必要な高さを確保するために本体となるケーソン(コンクリートの箱)の上部に設置するコンクリート製の部位のことです。
※2 消波ブロック:防波堤にかかる波の力を低減する波消しブロックのことです。
紀伊半島に位置する和歌山県は、今後30年以内に70%程度の確率で発生すると予測されている南海トラフ巨大地震により、甚大な被害を受けると危惧されています。
このため海南地区では、護岸・津波防波堤・水門の設置を組み合わせた施設整備による津波浸水被害の軽減を図る津波対策事業が進められています。
今回の工事では施工場所の手前に高圧電線がある等、厳しい施工条件の中で津波防波堤の本体構造となるケーソンの据付を行います。
100m近くあるジブ※1 を倒して起重機船を曳航する現場は非常に珍しいです。
※1 重量物を持ち上げるために、動力部から突き出されている腕のこと。
和歌山下津港北港地区の防波堤(南)は、多目的公共岸壁(-10m)と関西電力が建設予定のLNG火力発電所の燃料を搬入する専用施設の静穏度※1 を確保するために整備を行っています。
この工事で採用したサンドコンパクションパイル工法は、専用船によりケーシングパイプと呼ばれる鋼管を海底地盤(柔らかい地盤)の中へ押し込み、
ケーシングパイプ内に砂を投入し、振動させながら地中に押し出す方法で砂の柱を造ります。
これにより軟弱な粘土層を強制的に置き換えることで地盤強度を増加させ、砂の柱による支持力で防波堤本体を支えます。
※1 港内における航路(船の道)、泊地(船が停泊する水域)の静穏の度合いのこと。風、潮流等様々な要因によって変化し、船舶の操船・停泊・係留(綱などでつなぎ止める)の安全性を判断する指標。
北港南地区国際海上コンテナターミナルでは、既に供用されていた2バース※1(C-10、C-11)に加え、水深-16mの耐震構造の岸壁(C-12)が平成21年10月に供用を開始し以降、
3バースの一体的な運用が行われていますが、平成25年度よりバース延長の不足により発生する滞船を緩和するため、C-12の延伸工事を進めています。
この工事では、ジャケットと呼ばれる構造物を工場より運搬し、起重機船によって据付を行います。
※1 港内で荷役、旅客の乗降などを行うための岸壁、桟橋、ブイ及びドルフィン等施設の船舶係留場所のこと
世界経済の発展に伴い、海上で運搬される貨物量は増加傾向であるため、貨物を運搬する船(コンテナ船)は年を追うごとに大型化しています。
このため、船が通る道(航路)にも大きな水深が必要となっています。
この工事は浚渫※1 で発生する土砂を投入する場所(附帯施設)をつくるために、石材を詰めた網状の袋(袋詰根固材)を積み上げて土砂を堰き止める護岸をつくり、
さらに防砂シートを敷くことで土砂の流出を防ぎ、水だけを通す護岸を施工しています。
※1 浚渫:安全な船の道をつくるために浚渫船という船を使って海底の土砂を掘ること。
神戸中央航路を拡幅するにあたり、その役割を終えた第六南防波堤を現地にて破砕し撤去する工事です。 この防波堤を撤去することで航路幅が拡大し、大型船舶が安全に航行することができるようになります。
起重機船※1 に装備された、砕岩棒※2 と硬土盤用グラブ※3 を用いてケーソンを破砕する様子は大迫力です。
※1 起重機(クレーン)による作業を主目的とした船。岸壁や防波堤の建造工事で、方塊やケーソンなど重量物の運搬、据付けに主として使用され、わが国では非自航式のものが多い。
※2 重量のある重錘であり、落下させることで硬い岩盤などを砕くことができる。
※3 海底を掘削するためのグラブバケットのうち、硬い地盤に対応するために重く強固なグラブのこと。
和歌山下津港北港地区は、背後に巨大な製鉄所を抱えており、多目的公共岸壁(-10m)と関西電力が建設予定のLNG火力発電所の燃料を搬入する専用施設の静穏度※1 を確保するため、防波堤の整備を行っています。
このケーソンは「ハイブリッドケーソン」という型式であり、鋼とコンクリートのハイブリッド構造となっています。
また、高さは21.5mとなり、ビル6階相当の巨大な構造物です。
※1 港内における航路、泊地の静穏の度合いのこと。風、潮流等様々な要因によって変化し、船舶の操船・停泊・係留の安全性を判断する指標。
大型化するコンテナ船に対応し、国際海上コンテナ貨物輸送のコストを低減するため、六甲アイランド地区において国際海上コンテナターミナルの増深改良を進めてきました。
この工事では航路・泊地を水深16mまで浚渫します。
また、施工においては、限られた工期のなかで広大な範囲を浚渫するため、4隻のグラブ浚渫船を連携させながら工事を行っています。
大阪府中南部に位置する八尾空港は、宣伝広告・写真測量・遊覧飛行等の産業航空、災害援助・海難援助・消火救難などに利用される小型機専用の空港です。
改良工事においては、住宅街に近いことから、施工機械の騒音、運搬時の車両による騒音対策に留意しました。
また、夜間工事中の視認性低下する中、全ての灯火に「カラーコーンLED保安灯」を毎日設置・撤去を繰り返し灯火への接触・破損を防止しました。
施工後は全員でのランウェイチェックを行った後に開放し、朝から支障なく運用できるよう、安全管理に最大限の注払いました。