大阪湾の水質や透明度については、大阪湾再生等の取り組みの成果もあり改善の傾向がみられています。しかしながら、大阪湾の北東部である湾奥部と、南西部である湾口部では、全リンや全窒素といった指標に大きな隔たりが生じています。こうした栄養塩類は生物の育成に有用であることから、この栄養塩類の湾内での偏在の解消や生物環境に必要な藻場、干潟あるいは海水交換を促進させる港湾施設の整備が求められる状況となっています。
![]() COD |
![]() 全窒素(T-N) |
![]() 透明度 |
![]() 全リン(T-P) |
大阪湾南西部には干潟や藻場等、貴重な自然環境や多様な生物が存在しています。