不要になったモノを廃棄物として処理せずに、もう一度素材としてリサイクルし、物流ルートにのせる・・・そんな機能を持った港を「リサイクルポート」と呼びます。環境のため、また新たな産業再生のためのリサイクルポートへの取り組みは、最も注目されている港湾事業のひとつです。
神戸港は、平成14 年5月に国土交通省から総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)として1次指定を受け、その拠点地区としてポートアイランド(第2期)東南部を「神戸港リサイクルゾーン」に位置付けており、今後も、搬入された廃棄物を資源としてリサイクルする事業を推進していきます。
姫路港は、平成15年4月に国土交通省から総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)として2次指定を受け、広畑地区において、広域的な資源循環型社会の実現を目指し、リサイクル産業の集積・発展を図っています。
現在までに、廃タイヤに関連したリサイクル施設やガス化施設が稼動し、今後も廃タイヤに関連したリサイクルする事業を推進していきます。
舞鶴港は、平成18年12月に国土交通省から総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)として3次指定を受け、西港地区及び和田地区では、関西経済圏唯一の日本海側の門戸港として、地理的優位性を生かし古紙を中心として対岸諸国との静脈物流を行っています。
今後は産業界と連携し、リサイクルポートを中心とした循環型産業資源の集荷・輸出を促進し、日本海側における静脈物流の拠点とするとともに、京都府北部振興につながる港湾背後地への環境関連企業立地を推進していきます。