大阪港の施設
国際コンテナ戦略港湾プロジェクトの着実な実施

大阪港北港南地区 国際海上コンテナターミナル
-国際コンテナ戦略港湾プロジェクトに基づく効率的な物流施設の整備-

 平成16年7月、大阪港は神戸港と連携した「阪神港」として、複数バース一体運営等により、港湾コストの削減、リードタイムの短縮を図る「スーパー中枢港湾」に指定されました。
更に、平成22年8月には、ハブ機能を強化するためのインフラ整備と貨物集約等の総合的な対策を推進し、更なる国際競争力の強化を目指す「国際コンテナ戦略港湾」に選定されました。

 このうち、大阪港の中心が北港南地区国際海上コンテナターミナル(夢洲コンテナターミナル)です。

 北港南地区国際海上コンテナターミナルでは、既に供用されていた2バース(C-10、C-11)に加え、水深-16mの耐震構造の岸壁(C-12)が平成21年10月に供用を開始し、以降、3バース(C-10、C-11、C-12)の一体的な運営が行われています。さらに、船舶の大型化の傾向や集荷への取り組みによる利用需要に対応するため平成25年度より、C-12の延伸工事を進めています。


 
 

水深-16m水域施設の整備
-新島地区直轄土砂処分場の整備-

 国際コンテナ戦略港湾である大阪港の主航路は、現在水深-15mで暫定的に供用しており、今後、国際海上コンテナターミナル整備の一環として、拡幅、増深を進める予定です。また、これに伴って主航路に接続する航路・泊地および泊地の整備を進める予定です。

これらの整備に伴って発生する浚渫土砂を計画的、安定的、経済的に処分するため、新島地区に土砂処分場の整備を進めています。

この処分場は、大阪湾圏域から発生する廃棄物の受け入れを行うための海面処分場に隣接しており、将来は外貿コンテナ埠頭等の物流関連ゾーンとして利用される計画です。