大量の荷物をスピーディに運べるコンテナ貨物は、近年、海上輸送の主役になっています。しかし京都舞鶴港には、大型化するコンテナ貨物船に対応できる充分な施設や機能が整っていませんでした。そこで高まるニーズを受け、2010年和田地区に5万トン級の大型貨物船が接岸できる日本海側最大級の水深14mの岸壁が供用開始されました。これにともない京阪神経済圏とスムーズにアクセスできる臨港道路も整備中。国際港湾としての機能が、舞鶴市や京阪神地域の発展を支えます。
多目的国際ターミナルの整備によって大型コンテナ船が舞鶴港を利用できるようになり、輸送距離・時間が短縮。一度に扱える貨物量が増え、輸送コストも低減します。
大型コンテナ船が接岸できる物流拠点ができることで、既存企業の活力が高まり、工業団地の整備や企業の誘致が促進され、地域の産業経済が活気づきます。
第2、第3ふ頭の機能は多目的国際ターミナルに集約され、空いたスペースには緑地や公園などが整備されます。歴史漂う魅力ある港町には人々が集い、にぎわいが生まれます。
京阪神地域とのスムーズなアクセスが、排気ガスや騒音の低減に一役買います。また、トンネルの掘削で発生した土をターミナルの埋め立てに再利用します。