西暦 | 年 号 | 神戸港の築港 |
1173 | 承安3年 | 平清盛、大輪田泊を改修する |
1180 | 治承4年2月 | 平清盛、国家事業として大輪田泊の大規模な修築を計画する |
1196 | 建久7年6月 | 僧重源の奏上により太政官府が下され、大輪田に大規模な築造工事が行われることになる |
1672 | 寛文12年 | 幕府の命により、河村瑞軒が下関迂回航路を開き、北陸の物資が兵庫に集まる |
1799 | 寛政11年 | 高田屋嘉兵衛が北回り航路を開き、北海道の物資が兵庫の津に入る |
1853 | 嘉永6年6月 | ペリー、浦賀に来航して開国を迫る |
1855 | 安政2年3月 | 二つ茶屋の呉服商、網屋吉兵衛(72才)が、神戸村字安永新田に船蓼場(船舶の修理場)の上棟式を行い、 3年がかりで完成(現在の京橋東側山手に2隻の船を揚げる斜路を築造) |
1856 | 安政3年7月 | アメリカ総領事ハリスが下田に来航 |
1858 | 安政5年1月 | ハリスとの間に兵庫開港の交渉あり
同年6.19幕府は勅許をまたず日米修好通商条約を結ぶ |
1864 | 元治元年5月 | 勝海舟の建言により、神戸海軍操練所が開設(元治2年3月閉鎖) |
1868 | 慶応3年3月 | 徳川慶喜、大阪にて諸外国公使に対し、兵庫開港の内諾を与える |
| 慶応3年5月 | 兵庫の開港について、勅許が決定 慶応3年6月6日、幕府は慶応3年12月7日より兵庫開港と江戸・大坂開市を布告 |
| 慶応3年12月 | 「兵庫」の名のもとに開港 |
1871 | 明治4年2月 | 兵庫県は、イギリス人ジョン・マルシャル(英人37才)を初代神戸港長に任命
マルシャルは港内の実測を行った |
| 明治4年3月 | 居留地の要請で生田川付替工事を着工(明治4年6月9日、新生田川竣工) |
| 明治4年4月 | 和田岬にイギリス人技師アール・ヘンリー・ブラントンの技術指導で、洋式燈台を建設し、 明治5年8月29日に本点燈 |
1873 | 明治6年1月 | 神戸運上所を「神戸税関」に改称 |
| 明治6年10月 | ジョン・マルシャル港長、「兵庫開港規則草案」17則を作成。神田県令に提出 |
1874 | 明治7年7月 | 兵庫新川開削工事着工(明治9年5月竣工) |
1884 | 明治17年3月 | 海軍省、キルビー商会の造船所を買収し、「海軍省主船局小野浜造船所」とする |
1887 | 明治20年 | 小野浜造船所で日本最初の鋼鉄軍艦「大和」建造 |
1896 | 明治29年1月 | 兵庫運河起工(明治32年12月竣工) |
| 明治29年8月 | 苅藻島埋立工事着工(明治32年1月竣工) |
| 明治29年10月 | メリケン波止場改修(明治31年4月竣工)
及びこれより以西の国産波止場間に係船岸壁および物揚場拡張の工事を実施 |
1897 | 明治30年8月 | 湊川付替え工事着工(明治34年8月竣工) |
1901 | 明治34年8月 | 和田岬防波堤築造工事を着工(明治39年末竣工) |
1906 | 明治39年4月 | 神戸港築港工事に着手。予算396万円。これが40年9月起工の第一期工事に含まれていく |
| 明治39年9月 | 阪谷大蔵大臣来神し、神戸港築港基本計画を発表 |
1907 | 明治40年9月 | 神戸港第1期修築工事起工式を小野浜埋立地で行う
(第1〜第4突堤西半面と上屋18棟、防波堤1,149m、鉄道20,378mなどの建設で大正11年5月16日竣工) |
| 明治40年10月 | 内務省は、神戸港を第1種重要港湾に指定 |
1910 | 明治43年3月 | ケーソン製作用L型浮ドック建造→日本初の鉄筋コンクリートケーソン |
| 明治43年7月 | 東防波堤(現第3防波堤)築造工事着工(大正7年第1期工事分完了) |
1913 | 大正2年 | 第1期工事の突堤の一部共用開始 |
1917 | 大正6年9月 | 南防波堤909m(現第1防波堤)着工 |
1918 | 大正7年 | 神戸港第2期修築工事着工 |
1921 | 大正10年3月 | 第2期工事用ケーソン桟橋着工(大正13年3月竣工) |
1922 | 大正11年5月 | 兵庫突堤(第2突堤南側と第1突堤基部)着工(昭和5年6月竣工) |
| 大正11年5月 | 第1期工事埋立完成 |
| 大正11年6月 | メリケン波止場増築および嵩上げ工事着工(大正14年5月竣工) |
| 大正11年7月 | 第2期工事用ケーソン製作開始 |
1923 | 大正12年4月 | 兵庫第1突堤着工、基礎堀削開始(昭和7年8月竣工) |
| 大正12年8月 | 内務省指定の重要港湾となる |
1925 | 大正14年10月 | 兵庫第1突堤ケーソン据付開始(昭和7年8月終了) |
1934 | 昭和9年6月 | 内務省神戸土木出張所 神戸港修築事務所設置 |
1937 | 昭和12年4月 | 第2期追加工事着工 |
1939 | 昭和14年5月 | 神戸港第2期修築工事竣工 |
1948 | 昭和23年5月 | 兵庫運河修築工事着工(昭和28竣工) |
1951 | 昭和26年9月 | 特定重要港湾に指定される |
1954 | 昭和29年3月 | 東部海面第1工区埋立着工(昭和35年5月竣工) |
1957 | 昭和32年4月 | 西部海面埋立第1工区着工(昭和40年5月竣工) |
| 昭和32年 | 西部港湾物揚場築造工事(長田港建設工事)着工(昭和36年2月竣工) |
1959 | 昭和34年4月 | 「摩耶埠頭」着工(昭和42年3月竣工)→日本初のコンテナ埠頭
「第5防波堤」着工(昭和43年3月竣工) |
1963 | 昭和38年10月 | 神戸ポートタワー竣工。神戸国際港湾博物館開館 |
1965 | 昭和40年6月 | 第8突堤(東側)の着工(昭和43年3月竣工) |
1966 | 昭和41年 | ポートアイランド着工(昭和57年3月竣工) |
1970 | 昭和45年 | 第7防波堤の着工(昭和57年10月竣工) |
1972 | 昭和47年4月 | 六甲アイランド着工(昭和55年2月使用開始、昭和56年12月完成) |
1981 | 昭和56年2月 | 新交通システム(ポートライナー)開業 |
1982 | 昭和57年10月 | 摩耶埠頭第1突堤西側岸壁を耐震岸壁として着工(172mを昭和58年11月完成) |
1987 | 昭和62年3月 | ポートアイランド第2期工事に着手 |
| 昭和62年4月 | メリケンパーク(15.6ha)がオープン。公園南東角の海底にタイムカプセルを埋蔵 |
| 昭和62年12月 | 日本発のオーバーパナマックス型ガントリークレーンをPC-5に設置 |
1990 | 平成2年7月 | 六甲アイランドの六甲船客ターミナルが竣工し、供用開始 |
1992 | 平成4年 | 港島トンネルの着工(平成11年開通) |
1995 | 平成7年1月 | 兵庫県南部地震が発生 |
| 平成7年2月 | 神戸港の復興と更なる発展を目指し、平成17年を目標年次とする「神戸港港湾計画」を改訂 |
1997 | 平成9年3月 | 神戸港の主要港湾施設の復旧工事が完了 |
1998 | 平成10年 | 六甲アイランド南事業着工 |
1999 | 平成11年9月 | 神戸空港着工(平成18年2月開港) |
2001 | 平成13年 | ポートアイランドPC-18着工(平成15年、供用開始) |
2004 | 平成17年7月 | 港湾法の改正により、「阪神港(神戸港、大阪港)」がスーパー中枢港湾(指定特定重要港湾)に指定 |
2006 | 平成18年3月 | 神戸中央航路拡幅(航路幅500m化)事業完了(第七防波堤126m撤去完了) |
| 平成18年11月 | ポートアイランド(第2期)地区岸壁(-16m) スーパー中枢港湾中核施設PC-18着工 |
2007 | 平成19年12月 | 関税法及び港則法の改正により、「阪神港」誕生(神戸港、大阪港、尼崎西宮芦屋港の一開港化) |
2008 | 平成20年1月 | 兵庫運河が「運河の魅力再発見プロジェクト」に認定 |
2010 | 平成22年2月 | ポートアイランド(第2期)地区-16m岸壁、スーパー中枢港湾中核施設PC18竣功 |
2010 | 平成22年8月 | 「阪神港(神戸港、大阪港)」として国際コンテナ戦略港湾に選定 |
2011 | 平成23年4月 | 港湾法一部改正により港湾の種類(港格)として神戸港が「国際戦略港湾」に位置づけ |
2017 | 平成29年 | 神戸港開港150年 |