TEL0773-75-0844

非常時の備えは平常時から-災害派遣等運用訓練を実施しました。

平成27年1月16日(金)、「防災とボランティア週間」の一環として、舞鶴西港の第3ふ頭で災害派遣等運用訓練が行われました。
 この訓練は、地震等の大規模な災害が発生した際、舞鶴港周辺の各関係機関が即時に態勢を整え、連携し、起こりうる問題に対処するための訓練です。

 今回訓練に参加した機関は、海上保安庁、海上自衛隊、陸上自衛隊、舞鶴警察署、舞鶴市消防本部、舞鶴市、京都府港湾事務所、京都府水難救済会、そして我々、近畿地方整備局舞鶴港湾事務所などの12団体です。

 訓練は、[京都府北部で大きな地震が発生、舞鶴市内でも道路・家屋の損壊、交通遮断が生じている]という想定のもと、各関係機関同士の情報伝達、各施設の被害状況調査、ヘリコプターによる救急患者の搬送、船艇による避難住民と救援物資の輸送、現地調整会議の運営などが行われました。

 この訓練は平成20年度から始まり、今回で7回目の実施です。阪神・淡路大震災から20年を迎えた今、各関係機関一同改めて気を引き締め、今回の訓練に臨みました。

 非常時への備えとして重要なことは、平常時から各関係機関同士が顔を会わせ、態勢と信頼関係をつくり上げておくことです。我々には何ができて、何ができないのか、その検証と、連携の強化こそがこの訓練の最大の目的であり、今後も引き続きこのような訓練を重ねていく必要があります。

 また、大規模災害時の防災拠点として、港湾施設の重要性を改めて認識する機会でもありました。防災機能強化のため、今後も舞鶴港の整備を進めて参ります。


関係機関が一堂に会する現地調整会議
関係機関が一堂に会する現地調整会議


自衛隊ヘリで搬送される救急患者
自衛隊ヘリで搬送される救急患者


隊員に見守られ搬送される避難住民
隊員に見守られ搬送される避難住民


海事と陸自が連携しての緊急物資輸送
海事と陸自が連携しての緊急物資輸送