平成26年12月16日(火)舞鶴西港の第3ふ頭で舞鶴港危機管理コアメンバーによるテロ対策合同訓練が行われました。 この訓練は、「国際テロ組織の工作員が舞鶴港に入港した貨物船に潜伏し、危険物(爆弾)を密輸しようとしていることが発覚した」、という想定のもと、関係機関による演習形式のテロ対策訓練で、毎年行われているものです。
コアメンバーとして今回参加したのは、舞鶴海上保安部、舞鶴警察署、舞鶴市消防本部、舞鶴税関、入国管理局、京都運輸支局、京都府港湾事務所、そして私ども近畿地方整備局舞鶴港湾事務所の8機関109名の職員です。
テロリスト(を演じる海上保安庁職員)が貨物船甲板で凶器を振り回し大暴れ、それを海上保安庁職員が制圧するという迫力満点の捕り物が行われ、他にも負傷した人質の搬送、税関手荷物検査機による爆発物の発見と警察機動隊危険物処理班による爆弾処理、小型船で逃走を図るテロリストとそれを猛追する保安庁巡視艇との壮絶なる海上チェイス!など、関係機関が連携しながら見せ場の連続でした。
当事務所職員も、テロリスト達と熱い肉弾戦を繰り広げ、というようなことこそ致しませんでしたが、港湾業務艇「ゆうづる」による周辺海域での警戒監視、近隣船の避難誘導を行うなど、人命に関わる重要な役割を果たしました。
「このような訓練で連携を深め、各機関の持てる能力を発揮することで、舞鶴港の安全・安心を守っていく」と、舞鶴港港湾危機管理副担当官である舞鶴海警察署長の力強い言葉で合同訓練は締めくくられました。
これからも皆様に安全・安心に舞鶴港を利用していただけるよう、われわれ関係機関ともども常日頃より連携を高めつつ、万が一の時への対応力向上に取り組んで参ります。