平成26年3月11日(火)韓国の浦項(ポハン)から舞鶴港へ、国際フェリーの試験(トライアル)運航が行われました。2015年上半期の舞鶴~韓国間定期航路開設を目指して実施されたもので、試験と言っても、実際に観光客と貨物を乗せて、舞鶴港での入国審査・検疫などの手続きや、ふ頭での荷役作業を実施し、舞鶴港の国際ターミナルとしての使いやすさをアピールしました。
今回のフェリー運航は、韓国船社であるDBSクルーズの「イースタンドリーム号」により行われ、約350名の韓国人観光客が舞鶴港に降り立ち、シャトルバスで観光地へと向かいました。
平成24年7月にも同様のトライアル運航を行っていて、その際は日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす」が舞鶴港から浦項港に運航しており、今回のフェリートライアルは2回目となります。
舞鶴港~浦項港ルートは、日本海側の地理的優位性を持つ、言わば「海を走るハイウェイ」航路です。この利点を活かし、日韓の新たな高速物流網が形成されることが期待されています。
入港歓迎式典では、舞鶴市長 多々見良三氏 と浦項市副市長 キム・ジェホン氏 がそれぞれ挨拶を交わし、2015年の定期航路開設への期待を述べたうえで、記念品の交換を行いました。