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クルーズセミナーin舞鶴 ~なぜ今「クルーズ」がこんなに熱いのか~

 平成26年2月26日(水)西舞鶴駅の西駅交流センターにて、クルーズ客船の魅力と今後の展望について、専門家や旅行業界の方らを講師としたセミナーが開催されました。
舞鶴港は重要港湾の指定を受け、北近畿唯一の国際港湾を有する物流の拠点ですが、外航クルーズ部門においても「日本海側拠点港」に選定されていることをご存じでしょうか。 

また、先日ご紹介しましたように、京都舞鶴港として「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2013」特別賞を受賞するなど、舞鶴港におけるクルーズ振興は勢いを増しており、2012年に2回、2013年に7回、2014年には13回と、クルーズ船の寄港回数も右肩上がりで増加しているところです。

今回開催されたセミナーでは、「船舶大型化で乗客数を上げ、コストを逓減させることでクルーズ料金はどんどん安くなっている。いまやクルーズは富裕層向けレジャーではなく、リーズナブルな料金で短期間、気軽に楽しめる庶民的エンターテイメントである。」という現状と、それを背景に今後日本のクルーズ市場は大幅に拡大(現在国内市場:18万人→2020年市場予測:128万人)するだろうとの展望を伺いました。 

大阪府立大学の試算によれば、クルーズ船の寄港港となればその経済効果は年間20億円、さらに起点港ともなれば実に年間200億円の経済効果が見込まれるということが言われており(2500人乗り船が週一回定期発着の場合)、クルーズ振興がみなとの賑わい・地域の賑わいを生む大きな原動力となることが見込まれています。 

舞鶴港は、海外旅行者に人気の高い、日本を代表する観光地・京都へのアクセスが日本海側において最も良好な港です。この京都への玄関口という利点をアピールすることで、定期クルーズ寄港候補地として誘致活動を優位に行うことができるとのことでした。 セミナーでのお話の中で最も印象に残ったのは、「クルーズ船での旅をふりかえって一番嬉しかったのは、老若男女問わず、地元の方が港で精一杯お出迎え・お見送りをしてくださったこと」(旅行者アンケート回答より)という旅行会社の方のお話です。昨年舞鶴港で行いました、たくさんの方々の温かいおもてなしは、きっと旅人達の心に感動を与えたことと思います。これからも私たちにできる精一杯のおもてなしでもって、クルーズ振興に、ひいては舞鶴の賑わいづくりにひと役買っていきたいと思います。 

また、セミナー参加者の中には、一般参加で地元の飲食店の方や個人の方なども来場されており、舞鶴港を盛り上げていこうという地元の方々の熱い思いを感じることができたのも心強く思いました。