明治40年、神戸港第1期修築工事が始まり、
水深9メートル以上の岸壁を造ることになりました。
森垣亀一郎は、オランダのロッテルダムに派遣され最新工法を学び、
技術研究の結果、鉄筋コンクリートケーソンが採用されました。
これ以降、神戸港の築港にその生涯をかけることになりました。 |
第2期工事において在来の浮ドックやその他の設備では、
水深12mのケーソンは重量があり、吃水を浅くして進水させることが難しかったため、
非対称にすることで重量を軽くし、吃水を浅くしました。
この非対称ケーソンは、非常に綺麗な形をしており、
ヨーロッパの港湾関係書物にも紹介されています。 |