閘門とは水位の異なる水面で前後の2つの水門を交互に開閉することにより 潮位の高い海水が運河内に流れることを防ぎながら、 船が航行できるようにした水門のことです。 尼崎閘門では、レオナルド・ダ・ヴィンチが考案したといわれる両開き式の閘門です。
尼崎は古くから交通の要所として、江戸時代は城下町として栄え、 近年は工業都市として発展してきました。 これらの工場が、地下水をどんどん汲み上げたため、地盤が2〜3mも沈下し市内の約40%が、 海水面よりも低い「ゼロメートル地帯」となりました。
尼崎地区の海岸保全施設(閘門、水門,鉄扉、排水機場)の監視、 運転操作、詳細な気象状況の把握などIT(情報通信)技術をいかして 機能の高度化をはかるとともに、災害に備え緊急に必要な資材などを備蓄し、安全で快適なくらしに役立てます。