
港島トンネル完成後(平成11年3月)


沈埋(ちんまい)トンネル(工法)とは、海底にトンネルを作る際に用いられる工法です。これまではシールド工法や山岳トンネル工法といって、機械で海底を掘り進めながらトンネルをつくっていくことが主流でしたが、最近ではそれらの工法に加え、沈埋(ちんまい)トンネル工法といって、あらかじめトンネル本体(函体)を陸上で製作しておき(実際はトンネルが長いためいくつかのブロックに分けて作ります。)、製作されたいくつかのブロックを設置箇所に沈めて繋ぎ合わせ、土でトンネルを埋め戻すことにより完成する工法である沈埋(ちんまい)トンネル工法が使用されるようになってきました。また、沈埋(ちんまい)トンネル工法は、次に示すようなメリットがあります。
(1)シールド工法および山岳トンネル工法に比べて工事費が安く経済的である。
(2)施工(せこう)性(作業効率)が良い。

施工(せこう)事例

沈埋トンネル標準断面図