海・みなと・70の謎

29. ゴミで埋立(うめた)てても問題はないのですか?

 

 ゴミにはいろいろな種類があり、埋立(うめた)て処分されるのは、ゴムやプラスチック類の不燃ゴミとゴミ焼却場から出てくる焼却灰です。埋立(うめたて)地には浸出水(しんしゅつすい)が海へ流出しないように止水性(しすいせい)をもった壁があります。ゴミは覆土(ふくど)とのサンドイッチ工法で埋立(うめた)てられます。サンドイッチ工法とはゴミを約3m埋めたら覆土(ふくど)を50cm、それを交互に行うことによりゴミの飛散防止、臭気拡散防止、害虫発生防止、火災防止の効果があります。埋立(うめたて)地には雨水などが流れ込むので埋立(うめたて)地外に放流するときには排水処理を行います。このようにして安全な埋立(うめたて)地がつくられています。

大阪湾の埋立(うめたて)地
管理型海面埋立処分場での埋立状況
右側の護岸から廃棄物を受け入れて海面に埋立てをしているところ