海・みなと・70の謎

28. どうしていっぱい埋立(うめた)てていくのですか?

 

 日本は国土が狭いことに加え、火山地・丘陵を含む山地の面積が国土の4分の3を占め、生活の場として利用できる土地(平野・盆地)は限られています。このため、工場や大きな港を造るための土地が足りなくなり埋立(うめた)てが行われるのです。最近では、ゴミ処理場や廃棄物処分場の建設のために埋立(うめた)てが行われています。大阪湾で埋立(うめた)てが始まったのは、伏見桃山時代からと言われていますが、大規模なものは江戸時代に入ってからの新田開発です。近代になってからは工業用地や空港、神戸ポートアイランドや六甲アイランドのような総合的な都市機能を備えた港湾都市の建設を目的に埋立(うめた)てが行われてきました。また、埋立(うめた)てにあたっては、環境への影響をしっかりと調査する必要があります。

大阪湾の埋立(うめたて)地
大阪湾の埋立(うめたて)地