神戸港

プロジェクト紹介神戸港のイメージ1

約150年前に開港した神戸港は、居留地に住む外国人がもたらす西洋文化や先端技術をいち早く吸収したことから、異国情緒豊かで、グルメとハイカラ文化の発信地であり、また日本屈指の貿易港として、明治から今日まで日本の発展をリードして来ました。
現在の神戸港は、世界と日本を結ぶ物流拠点として、またクルーズ船や人々が訪れる観光地として、ますます賑わいをみせています。そのような神戸港の海が望める場所に神戸港湾事務所があります。

神戸港湾事務所は昭和9年に開設された歴史ある神戸の事務所で、港の施設整備や維持管理、防災・保安、環境の仕事を担当し、日本経済と国民の暮らしを守る取り組みを進めています。

日本の貿易量の99.7%は海の港(みなと)を通じて輸出、輸入をしています。

プロジェクト紹介神戸港のイメージ2

日本は四方を海に囲まれた島国です。私たちの日常生活を支える食料や日常品、産業を支える部品や製品のほとんどが(日本の貿易量の99.7%)海の港(みなと)を通じて、輸出や輸入をしていますので、港は私たちの暮らしに無くてはならい重要な拠点です。
1967年くらいから海上コンテナ輸送が始まり、今では何でもコンテナに詰めて貿易をする時代になってきています。30年程前は、神戸港が世界で4番目のコンテナ取扱量で、日本を代表する貿易港でした。しかしアジア各国がものすごく経済発展し、コンテナ取扱量を伸ばした結果、今やコンテナ取扱量の世界ランキングは、ほとんどが上海やシンガポールなどのアジアの主要港に変わってしまいました。


いろいろな課題をクリアするために、事務所職員が連携・協力し、また、一緒に勉強しながら仕事に取り組んでいます。

プロジェクト紹介神戸港のイメージ3

このままでは、日本の物流が積み替え国の情勢に大きく左右されることになり、そのうえ、アジア主要国の港を経由(積み替え)することで余分なコストや時間がかかります。日本の国際競争力を強化するためには、日本に直接寄港する国際基幹航路を維持・拡大する仕組みが重要となります。

そこで平成22年8月に「阪神港(神戸港・大阪港)」と「京浜港」を国際コンテナ戦略港湾に選定し、いろいろな施策を集中投下(大水深岸壁の整備や、港への貨物の集約、港湾運営の民営化等の総合的な施策を官民連携で取り組み)して状況の改善を図っています。

プロジェクト紹介神戸港のイメージ4

神戸港湾事務所が取り組む港の施設整備では、大型化するコンテナ船に対応するため、神戸港の六甲アイランド地区、ポートアイランド(第二期)地区で、国際水準(水深・広さ)の大水深コンテナターミナルの整備に取り組んでいます。
工事では、想定していなかった現場条件が判明したり、天候の影響を受けたりと、いろいろな課題が次々と発生します。国際コンテナ戦略港湾施策の効果を早く発現させるために、少しでも早く完成することが求められています。待ったなしです!
工事は、事務所職員だけでなく多くの関係者と連携・協力しながら取り組むと共に、課題や問題が生じたら事務所内で問題を共有して解決していきます。事務所には部署を超えて事業を進めようという気風があり、若手職員もベテラン職員も使命感をもって、プロジェクトを進めています。


その他のプロジェクト

田邉 陽暉

田邉 陽暉

神戸港湾事務所
第一工務課/入省2020年

神戸港の整備に関する予算管理が主な業務。多岐に渡る多くの関係者と相談しながら、神戸港が日本一の拠点となるよう整備計画を立案し、予算を管理しています。大きな国家プロジェクトに関わり、働けることにやりがいを感じます。

寺本 健太郎

寺本 健太郎

神戸港湾事務所
保全課/入省2008年

神戸港全体の国有港湾施設の維持管理や老朽化対策、姫路港の工事監督業務を担当。
国際戦略港湾である神戸港の施設の安全を確保するため、日々勉強しながら前向きに取り組んでいて、自分の仕事に責任とやりがいを感じています。

芳 哲弥

芳 哲弥

神戸港湾事務所
補償班 入省2005年

港湾事業実施にかかる補償、対外調整、各種法令手続き及び国有港湾施設管理業務を担当。 円滑な事業実施には多くの関係者から事業への理解と協力を得ることが必要となります。 当所の担う事業が地域の発展、ひいては日本全体の発展に繋がる。ということに誇りと責任感を持って調整にあたることが、関係者からの理解・協力に結び付くと信じて日々の業務に取り組んでいます。

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